💸英語のイディオム解説:「Make ends meet(生活費をやりくりする)」
- Myva
- 7月26日
- 読了時間: 3分
🔍意味
「Make ends meet」は、収入と支出のバランスをとる、生活費をなんとかやりくりするという意味のイディオムです。
特に「ギリギリで生活を成り立たせる」「節約しながら生活する」といった、経済的に苦しい状況で使われることが多い表現です。
日本語で言えば、
「生活の帳尻を合わせる」
「なんとか暮らしていく」
「生活費をやりくりする」が近い意味になります。
🧭語源・由来
この表現の語源は18世紀のイギリス英語にさかのぼります。「ends」というのは、家計の収入(income)と支出(expenses)の“両端”を意味し、その両端をつなぎ合わせて「meet(合う)」ようにする、つまり収支をバランスさせるという発想から来ています。
昔は帳簿の両端(出るお金と入るお金)を一致させる必要があり、「ends」が合えば=お金が足りている、という意味合いで使われ始めました。
🗣なぜ英語話者はこの表現を使うの?
このフレーズは、特に以下のような場面でよく使われます:
給料が低いけど生活費をなんとかやりくりしている人の話
物価上昇や不景気などで、経済的に苦しい状況を説明する時
努力してギリギリ生活を成り立たせている様子を表す時
日常会話からニュース、ドキュメンタリーまで、経済的なリアリティを表すための重要なフレーズです。
💬例文
With rent and food prices so high, it’s hard to make ends meet.
(家賃や食費が高くて、生活をやりくりするのが大変だ。)
She works two jobs just to make ends meet.
(彼女は生活費をやりくりするために仕事を2つ掛け持ちしている。)
Even with a full-time job, some people still struggle to make ends meet.
(正社員で働いていても、生活に苦しむ人はいる。)
📝まとめ
項目 | 内容 |
フレーズ | Make ends meet |
意味 | 生活費をやりくりする、収支の帳尻を合わせる |
日本語訳例 | なんとか生活する、暮らしを成り立たせる |
由来 | 「収入と支出(両端)を一致させる」という帳簿からの比喩表現 |
使用場面 | 経済的に苦しい生活、節約生活、家計の話など |
💡ポイント
「make ends meet」は通常、苦労しながらもどうにか生活を維持しているニュアンスがあります。
ポジティブな「成功」というより、ぎりぎりのラインでのサバイバル感を伝える表現です。
経済に関するニュース、社会問題、エッセイなどでも頻出の表現です。
🇯🇵日本人学習者へのアドバイス
この表現は、「収入と支出をどうにかバランスさせる」という感覚を表現する時にとても便利です。日常会話だけでなく、海外ニュースやインタビューでもよく登場するので、ぜひ覚えておきましょう。
「節約して暮らしている」や「お金が足りないけどなんとかなるようにしている」と伝えたいときに、「I’m trying to make ends meet.(なんとか生活費をやりくりしてる)」という言い回しは非常に自然です。
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