📚英語のことわざ解説:「You can’t judge a book by its cover(表紙だけで中身を判断するな)」
- Myva
- 1 日前
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🔍意味
このことわざ「You can’t judge a book by its cover」は、見た目や第一印象だけで人や物の本当の価値・中身を判断してはいけないという意味です。
日本語でいうと、
「人は見かけによらぬもの」
「見た目で判断するな」
「外見では本質はわからない」といった表現が近いです。
📖語源・由来
この表現は、19世紀から20世紀初頭にかけてアメリカの出版業界や読書文化の中で使われるようになりました。
当時、本の表紙(cover)が美しくても中身がつまらなかったり、逆にシンプルな表紙でも中身が非常に価値のある内容だったりすることが多く、人々の間で「表紙だけでは内容の良し悪しはわからない」と言われるようになったのです。
そこからこのフレーズが、比喩的に「人や物事の本質は見た目だけでは判断できない」という教訓として広まりました。
🗣なぜ英語話者はこの表現を使うの?
英語圏では、多様性や個性を尊重する文化が強くあります。そのため、「第一印象」や「外見」「肩書き」だけで相手を判断することは、不公平で浅はかだとされることが多いです。
このことわざを使うことで、以下のようなメッセージを伝えることができます:
見た目ではなく中身を見ることが大事
意外な魅力は外からは見えない
他人を早とちりで判断しないようにしよう
💬例文
He may look rough, but he’s actually very kind. You can’t judge a book by its cover.
(彼は見た目は荒っぽいかもしれないけど、実はとても優しいんだ。見た目だけで判断しちゃいけないよ。)
This tiny restaurant doesn’t look fancy, but the food is amazing! You really can’t judge a book by its cover.(この小さなレストラン、見た目は地味だけど料理は本当においしい!見た目じゃわからないね。)
I thought the movie would be boring based on the poster, but it was actually great. Just shows you can’t judge a book by its cover.
(ポスターを見てつまらなそうだと思ったけど、映画は実際すごく良かった。見た目だけで判断できないね。)
📝まとめ
項目 | 内容 |
フレーズ | You can’t judge a book by its cover |
意味 | 見た目で本質は判断できない |
日本語訳例 | 人は見かけによらぬもの、外見ではわからない |
由来 | 表紙が魅力的でも中身がそうとは限らないという書籍文化から |
使用場面 | 人や物事を見た目だけで判断しそうなときに注意として使う |
💡ポイント
この表現は日常会話でもフォーマルな場でもよく使われる、非常に一般的で教訓的なことわざです。
「本を表紙で判断するな」という直訳が視覚的にわかりやすく、イメージしやすいため覚えやすい表現でもあります。
「judge(判断する)」という動詞の使い方にも注目。→ 例:「Don’t judge people too quickly.(人をすぐに判断しないように)」など。
🇯🇵日本人学習者へのアドバイス
英語圏では「見た目だけで判断するのはよくない」という考え方が非常に強いため、このことわざは道徳的な意味でもよく使われます。
たとえば、「見た目で損している人」や「意外な才能を持っている人」の話をするときに、「You can’t judge a book by its cover」と言うことで、相手に気づきを与えたり、共感を得たりできます。
英語の価値観や文化を感じられる、非常に英語らしい表現ですので、ぜひ覚えて活用してみてください!
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