🐕英語のイディオム解説：「Let sleeping dogs lie（寝ている犬には触るな）」
- Myva
- 7月25日
- 読了時間: 3分
🔍意味
「Let sleeping dogs lie」は、今は問題になっていないことや過去のトラブルをわざわざ蒸し返さず、そのままにしておくべきだという意味の表現です。
日本語では、
「触らぬ神に祟りなし」
「余計なことをして問題を悪化させない」
「静かな状態を壊さない」といったニュアンスに近いです。
🧭語源・由来
この表現は、昔からのイギリスのことわざに由来します。
昔は寝ている犬を無理に起こすと、攻撃的になって噛みつくことがあるため、「寝ている犬はそのままにしておけ」という意味で使われていました。
そこから比喩的に、今は問題が起きていない状態をわざわざ壊さない方がよいという意味で使われるようになりました。
🗣なぜ英語話者はこの表現を使うの？
この表現は、
過去のトラブルや問題を再び持ち出して揉め事を起こさないようにしたい時
現状の平和や安定を乱さないように注意を促す時に使います。
また、会話の中で「その話はやめておこう」「触れない方がいい」と伝えたいときにも便利です。
💬例文
I know you want to discuss the argument you had last year, but sometimes it’s best to let sleeping dogs lie.
（去年のけんかの話をしたいのはわかるけど、時には余計なことをしない方がいいよ。）
Let’s not bring up old complaints. It’s better to let sleeping dogs lie.
（昔の不満は蒸し返さないでおこう。触らぬ神に祟りなしだよ。）
He decided to let sleeping dogs lie instead of confronting his colleague again.
（彼は同僚とまた対立するのではなく、問題を蒸し返さないことにした。）
📝まとめ
項目 | 内容 |
フレーズ | Let sleeping dogs lie |
意味 | 問題をわざわざ蒸し返さない、触らぬ神に祟りなし |
日本語訳例 | 触らぬ神に祟りなし、余計なことはしない方がいい |
由来 | 寝ている犬を無理に起こすと危険だから、そのままにするべきという昔のことわざ |
使用場面 | 過去のトラブルを蒸し返さず平和を保ちたい時 |
💡ポイント
このイディオムは問題を悪化させないための注意や助言として使われることが多いです。
会話で相手に「今はその話はやめておこう」とやんわり伝えたい時に便利です。
ネイティブスピーカーは、家庭や職場、友人関係などさまざまな場面で使います。
🇯🇵日本人学習者へのアドバイス
日本語の「触らぬ神に祟りなし」とほぼ同じ意味なので理解しやすい表現です。
もし「過去の嫌なことをあえて話さずに今の平和を守りたい」と思った時は、ぜひ「Let sleeping dogs lie」という表現を使ってみてください。
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