IPA(国際音声記号)
IPA(国際音声記号)を学ぶことは、英語の発音を正しく習得したい日本人にとって非常に重要です。以下の理由から特に役立ちます:
1. 正確な発音の習得
英語には日本語に存在しない音があり、例えば「r」と「l」の区別や「th」の音(「think」や「this」の中にある音)が挙げられます。これらの音は、日本語の発音には直接的な対応がないため、正しく発音することが難しい場合があります。IPAは、舌の位置や唇の形、声の有無など、これらの音がどのように生成されるかを視覚的に理解する手助けをし、正確な発音を最初から身につけることができます。
2. ローマ字表記の落とし穴を避ける
ローマ字表記に頼ると、英語のスペルと実際の発音が一致しないことが多く、誤った発音につながります。特に、日本では英語がカタカナで教えられることが多いですが、例えば「coffee」を「コーヒー」と書くことで、本来の発音が大きく変わってしまいます。IPAを学ぶことで、スペルに頼らず、音そのものに集中することができ、この問題を避けられます。
3. アクセントや方言に左右されない一貫性
英語には多くのアクセント(アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など)があり、スペルはそれぞれ異なることがあります。しかし、IPAはアクセントに関係なく正確な発音を表現する普遍的なシステムです。これにより、混乱を避け、明確で誰にでも通じる英語の発音に集中できます。
4. リスニングスキルの向上
IPAの記号を認識できると、リスニングスキルも向上します。さまざまな音がどのように発音されるかを理解することで、聞き取る際に微妙な違いをより正確に識別できるようになります。例えば、「ship」と「sheep」のように似ている言葉の違いが明確になり、会話中の混乱を防げます。
5. スピーキングの自信を高める
IPAを使って単語の発音を確認できるようになると、発音に対する自信が生まれます。読書中に出会った新しい単語の発音を推測する必要がなくなります。たとえば、「thought」のIPA記号 /θɔːt/ を知ることで、口や舌の形をどうすべきかが明確になり、日本人がよく「ソート」と誤って発音してしまう問題を防ぐことができます。
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結論
英語を本気で習得したい日本人にとって、IPAを学ぶことは発音の地図を手に入れるようなものです。推測をなくし、異なる言語間の音のギャップを埋め、より自信を持ってネイティブに近い英語を話せるようになります。
英会話に自信がある方は毎週日英言語交換グループで試してみて、外国の友達も作れる所なので興味ある方はお待ちしております。
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